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こんにちは、武尾歯科です。
皆さんの中には、「虫歯は自然に治ることがある」と聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際のところ、すべての虫歯が自然に治るわけではありません。今回は、「自然に治る虫歯」と「治らない虫歯」の違いについてお話しします。

虫歯が自然に治ることがあるのは、「初期虫歯(脱灰の段階)」と呼ばれるごく初期の状態です。
この段階では、歯の表面のエナメル質が少し溶け出し、白く濁って見える状態になっています。
まだ穴は空いておらず、歯の表面にカルシウムなどのミネラルが戻ることで、再び健康な状態に戻ること(=再石灰化)が期待できます。
一方で、エナメル質を超えて象牙質まで進行してしまった虫歯は、自然に治ることはありません。
この場合は、放置するとさらに悪化してしまうため、早めの治療が必要です。

では、初期虫歯を本格的な虫歯に進行させないためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?
日常生活でできる予防のポイントを3つご紹介します。
間食の回数が多いと、お口の中が酸性の状態になる時間が長くなり、虫歯リスクが高まります。
おやつを食べる場合は時間を決めて、だらだらと食べ続けないようにしましょう。
特に砂糖を含む食品や飲み物を控えることがポイントです。
歯磨きは1日2〜3回行うことが理想です。
特に夜寝る前は、虫歯菌が繁殖しやすい時間帯なので、より丁寧に磨きましょう。
初期虫歯の段階なら、きちんと歯磨きをすることで再石灰化が促されることもあります。
フッ素には、歯の再石灰化を助け、虫歯に強い歯を作る働きがあります。
ご家庭ではフッ素入りの歯磨き粉を使用し、定期的に歯科医院で高濃度のフッ素塗布を受けることをおすすめします。
「自然に治るかもしれない」と思って放置してしまうと、虫歯が進行してしまうことがあります。
初期虫歯かどうかは、見た目だけでは判断できません。
少しでも気になる症状がある場合は、早めに歯科医院で診察を受けましょう。
武尾歯科では、虫歯の早期発見・予防にも力を入れています。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
武尾歯科
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