お口の健康が脳を守る?歯周病・歯の喪失と認知症リスクの深い関係

こんにちは、武尾歯科です。 暦の上では間もなく立春を迎えますが、まだまだ寒い日が続いていますね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

「いつまでも自分らしく、元気に過ごしたい」というのは誰もが願うことですが、近年、お口の状態が認知症の発症に深く関わっていることが明らかになってきました。

今回は、なぜお口のケアが認知症予防につながるのか、その理由を分かりやすく解説いたします。

目次

1. 歯周病が認知症リスクを高める理由

憂鬱な表情の高齢者女性

現在、アルツハイマー型認知症を患っている方は国内で約500万人と推定されており、その数は年々増加しています。

実は、歯周病にかかると以下のようなメカニズムで脳に影響を及ぼすと言われています。

  • 毒素の侵入: 歯周病菌が出す毒素が血流に乗り、脳へと達します。
  • 脳へのダメージ: 脳に達した毒素の影響で、ある種のタンパク質が増加し、脳にダメージを与えます。

このタンパク質が蓄積し始めてから発症するまでには約25年かかると言われています。つまり、若いうちからの早めの歯周病対策が、将来の認知症リスクを下げる大きな鍵となるのです。

2. 歯を失うことが脳への刺激を減らす

耳が痛い高齢者の後ろ姿

歯をたくさん失い、しっかり噛めない状態で放置してしまうことも、認知症のリスクを高める要因となります。

  • 刺激の減少: 「噛む」という行為は脳への刺激になります。歯がなくなるとその刺激が伝わらなくなり、脳の活性化が妨げられてしまいます。
  • バランス感覚の低下: しっかり噛めることは体のバランスを保つためにも重要です。噛めないことでバランス感覚が衰えると、転倒しやすくなります。
  • 悪循環の防止: 転倒による骨折などがきっかけで「寝たきり」の状態が続くと、そこから認知症へとつながってしまうケースも少なくありません。

健康な脳は、健康なお口から

認知症は一度発症すると完治が難しい病気ですが、お口のケアをしっかりと行い、良い状態を保つことで、そのリスクを下げられる可能性があります。

「最近、歯ぐきから血が出る」「歯が抜けたままになっている」といった心当たりはありませんか? 毎日の丁寧なブラッシングはもちろん、歯科医院での定期的なメンテナンスを新しい習慣にしていきましょう。

まとめ

2026年が始まり、早くも一ヶ月が過ぎました。健康な一年を過ごすために、まずはご自身のお口の状態をチェックしてみませんか。

当院では、歯周病検診や入れ歯・インプラントのご相談など、患者様一人ひとりに合わせたお口のトータルケアをご提案しております。少しでも気になることがあれば、いつでもお気軽にご来院ください。

本月も、皆様のご来院をスタッフ一同お待ちしております。

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