矯正治療について

被せる治療やインプラント、矯正治療を総合的に組み合わせて良い結果を出すことが大切です。

残せる歯は極力残すことを目指しますが、近い将来問題を起こしそうな歯は抜歯を検討する必要が有ります。治療の目標設定をどのレベルに置くかで抜歯か保存かの判断は変わって来ます。その為、治療前に治療方針についてしっかりと話し合い、理解をして頂くことが重要です。

例えば半ば応急的な入れ歯作製を目標にするなら多少状態の悪い歯でも取り敢えずは残しておいて、いよいよダメになったら抜歯して、再度入れ歯の作り直しをすれば済みます。また、長期間安定した治療結果を目指すなら状態の悪い歯は残さずに信頼性を確保する必要が有ります。

長期間の安定を目指した治療でも様々なリスクが有ります。矯正治療については将来後戻りの可能性があること、ブリッジ等被せ物については削る事による将来の虫歯進行リスク、インプラントについても炎症を起こす事によるインプラント喪失リスク等についても留意が必要です。

そして何より大切なのが治療後のメインテナンスです。折角長期間通って治療が終了し、良い状態になっても、そのまま放置すれば元の木阿弥です。諸行は無常、残念ながら永久に変わらない状態を維持する事は出来ませんが、継続的なメインテナンスにより、長い期間良好な口腔内状態を維持する事を目指します。治療が終了してからが本番と言えるでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次