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「南足柄市に来たら一度は行ってほしい場所は?」と聞かれたとき、武尾歯科のスタッフが迷わず答えるのが「大雄山最乗寺(道了尊)」です。南足柄市大雄山に位置するこの寺院は、1394年(応永元年)に了庵慧明禅師によって創建された、曹洞宗の名刹です。総持寺(横浜市)・建長寺(鎌倉市)・円覚寺(鎌倉市)などと並び称される神奈川の主要名刹のひとつで、県内外から多くの参拝者が訪れます。

武尾歯科のスタッフはみな、この最乗寺が「徒歩や自転車で行ける距離にある日常」の中で育ちました。初詣はもちろん、春のみこし祭・秋の紅葉・何かあったときのお参り……年に何度も訪れる「地元の顔」のような場所です。観光ガイドには「三大名刹」「天狗の寺」として紹介されますが、地元民から見たこの寺の魅力はもっと多層的です。
最乗寺に向かう参道には、樹齢500年以上と言われる杉の巨木が左右に連なっています。その数は参道全体で数百本にも及び、高さ20〜30メートルを超えるものも少なくありません。この杉並木の参道に足を踏み入れた瞬間、空気ががらりと変わります。
夏の暑い日でも参道はひんやりとしており、木漏れ日が地面に柔らかな模様を作ります。朝の霧がかかる時間帯に歩くと、霧と杉の木々が作り出す幻想的な雰囲気に息を呑みます。「写真で見てもこの感じは伝わらない」というのがスタッフ全員の意見で、実際に歩いて感じるしかない空間です。
「先生、最乗寺の杉、すごいですよね。あの参道を歩くと何か浄化される気がする」という患者さんの言葉が印象に残っています。地元に暮らしていると当たり前になってしまいますが、改めてこの環境の豊かさを感じさせてくれます。

最乗寺は「天狗の寺」としても広く知られています。寺の守護神として祀られているのが「道了大薩埵(どうりょうだいさった)」——開山の了庵慧明禅師の建立を助けた弟子・道了が、禅師の入寂後に天狗の姿となってこの山に留まり、寺を守り続けているという伝説に基づいています。
境内を歩くと、あちこちに大小さまざまな天狗の像や面が置かれているのが目に入ります。観光客の方は最初「怖い」と感じることもあるようですが、地元の子どもたちはこの天狗に親しみを感じて育ちます。「道了さん」と呼ばれる天狗は、南足柄の人にとって怖い存在ではなく、地域を見守る「おじいちゃん的存在」です(笑)。
そしてもうひとつ、最乗寺を訪れた方が必ず驚くのが「無数の下駄の奉納」です。境内の随所に、大小さまざまな木製の下駄が奉納されています。道了大薩埵が下駄を履いてこの山に去ったという伝説に由来するもので、足腰の健康や旅の安全を祈願して奉納する習わしがあります。最近では就活の祈願に訪れる学生も多いとか。
最乗寺の境内は非常に広く、ゆっくり歩くと2〜3時間かかることもあります。主な見どころとしては、三門・書院・正門・本堂・奥の院などがあり、奥に進むほど山深い雰囲気が増していきます。
石段が多いので歩きやすい靴でお越しください。特に奥の院への道はかなりの急勾配で、「思ったより本格的な山道だった」という方もいます。体力に自信のない方は、本堂付近までの参拝でも十分に最乗寺の雰囲気を楽しめます。
🦷 武尾歯科からひとこと 最乗寺への参拝で「よく歩いた」という方は多いですが、実は定期的な歩行習慣はお口の健康とも関係があります。ウォーキングなど有酸素運動を習慣的に行っている方は、歯周病の発症リスクが低い傾向があるという研究報告があります。血流の改善が歯ぐきへの栄養供給を支え、免疫機能の維持にもつながるためです。「最乗寺参りをウォーキング習慣のきっかけにする」——それが歯の健康にもつながるなんて、一石二鳥ですね。